時計の針が響く24時
明日への憂鬱と今日の心残り
食べかけのスナック菓子は
口が開いたまま眠る
布団にたどり着ければそれだけで幸せ
やるせない衝動と繰り返される諦めの間で揺れる
結果はやる前から決まっているのだから
他人はとやかく言うのだろう
好き勝手に憶測だけで
外野は気楽でいいもんだ
たまにはそっちにまわりたい
とにかく打ち込んだ数字の羅列
紙上の黒い線は無機質に語る
実現不可能なこの目標はなんだい?
上司の言葉は反芻しても咀嚼できない
消化不良を起こして自己嫌悪に陥る
不安定な足場の下に隠れているのは
固定観念で塗り固められた悪意
時代の流れと一致しない現実に絶望する
それでもまた朝が来れば闘うのだろう
生きるために崇高な理念など必要ない
与えられた命を全うする
ただそれだけ