いつからだろう
素直に「好き」と言えなくなったのは
どうしてだろう
「大丈夫」って強がっちゃうのは
あなたを想えば想うほど
言いたいことも言えなくなって
やりたいこともやれなくなって
あなたの目にはどう映るのか
そればかりが気になって
あなた好みの女の子になりたくて
小さな嘘をまとっていった
それがだんだん重なって
身動きすらもできなくなって
終わりのない無限ループに
一人で勝手にはまっていた
あなたはやさしく微笑むだけで
あなたはやさしく頷くだけで
全然言葉にしてくれない
だからわたしは不安になって
マニュアル本を読み込んで
変わらず一人で落ち込んで
そんな繰り返しに疲れたの
プレゼントよりディナーより
ただ一言でよかったの
「そんなの言わなくても」とあなたは言う
「それでも言って」とわたしは思う
そんなに自信はないんだよ
だからたまには言葉にしてよ
短くてもいいからさ
あなたの声が聞きたいの