白名又太の勝手に人生相談~とりあえず5分~

気になったニュースや話題について、独断と偏見に基づいた視点で紹介、分析、考察。自由気ままに言葉を書き連ね、考えるきっかけを発信していくブログ。

指導者に必要な資質とは何ですか?

はい、ということでね、白名又太の勝手に人生相談のお時間がやって参りました!

このコーナーはわたくし、白名又太が気になった話題を取り上げて、気の向くままお話を進めていくというコーナーでございます。

お時間が許す限り、どうぞお付き合い下さい。

ところで最近ね、よく思うわけですよ。
指導者って大事やなー、と。

テレビやネットのニュースなんかでも、なんやかんやと世間を賑わす出来事を目にしますよね。特に指導者の不祥事なんかは話題になりやすい。悲しいかな、そのイメージがその他大勢の頑張っている人にも影響してしまう。情報の怖いところはここなんやと思うんです。受け手によって同じ情報でも全く別のものになってしまう。一度見たニュースはそれこそが唯一の真実だと錯覚してしまう。そんなこと全然ないのに。。。

自分が大きくなるにつれて、世の中もどんどん変わっていく。それまでの当たり前が当たり前じゃなくなり、新しい当たり前が生まれる。その中で指導者としての在り方もだんだん変わってくるのは当然と言えば当然の話。

そういった指導の変化を見ていると、自分が受けてきた教育ってどうやったんかなーって考えるわけで。勉強に限らず、部活とか習い事とかも含めてね。

例えば、今の子どもたちは「いい国つくろう、鎌倉幕府」なんてことは習わない。(これには大いに衝撃を受けた!)既存の知識は新しい発見や絶え間ない研究によってどんどん更新されていく。だから、しょうがないと言えばしょうがない。

僕はいわゆるゆとり世代の始めの方で、小学校高学年から第2、第4土曜日がお休みになり、確か中3のときに完全週休2日になったと記憶している。他の子はどうか知らんけど、僕は結構土曜日の昼まで授業(通称半ドン)が好きやったんですね。午前中で授業が終わって、急いで家に帰って、昼ごはん食べながら新喜劇見て、ダッシュで部活に戻る。そんな土曜日も急になくなってしまったわけです。別に頼んだ覚えもないのに勝手に休みが増えて、大人になったら「これだからゆとりは・・・」なんて言われてしまう。「いやいやいやいや、ちょっと待ってくれ」と、言いたい気持ちを押し殺し、石コロを蹴飛ばした帰り道(笑)

っていうことでね、大分前振りが長くなってしまいましたが、今日は指導者の在り方について考えてみましょう!


黒田 剛:青森山田高校サッカー部監督

toyokeizai.net

就任して20年以上という長きにわたって青森山田高校のサッカー部を指導している黒田監督。これだけでも十分すごいなと思う。日本の部活動において、一つの場所でこれだけ長く指導できる人はそうおらへんのとちゃうんかな。実績はもちろんやけど、その考え方、哲学が興味深かった。

逆転の発想

この考え方、とても大事なんやろうね。何をするにしても、上手くいかないときはついつい他と比べて異なる部分に原因を求めがちになってしまうもんです。

ただ、そこで、「だからしゃあないんや」で済まさずに、むしろ、「この状況だからこそできること」を考える。それができるかどうか。ここらへんが分かれ道のような気がしますね。

みなさんご存じ、あのスヌーピーもこう言うてます。

ルーシー「Sometimes I wonder you can stand being just a dog ….」
(時々、わたしはどうしてあなたが犬なんかでいられるのか不思議に思うわ。)

スヌーピー「You play with the cards you’re dealt …whatever that means. 」
(配られたカードで勝負するしかないのさ…それがどういう意味であれ。)

これからの指導者の在り方

記事の中にも出てくる「褒めて伸ばす」という指導については、一概に良い悪いは言えへんのとちゃうかなー、と。それが必要な時期もあるし、そうじゃない時期もあると思うわけで。

要は相手をよく観察することが大切なんとちゃうんかな。「褒めとけば良いや」という惰性では相手に響かない。相手が子どもだろうと大人だろうと関係ない。その言葉に気持ちがこもっているかどうか。

自分が思っているよりも相手は自分のことをよく見てる。特に指導する立場になると、その行動が教えを受ける人たちの見本となる。だから、言ってることとやってることがちゃう人は信頼されない。ここ大事。

あと、「前例主義」はもう通用しない時代になっていると思うんです。昔はこうだったとか、あの頃はああだったとか、それだけでは根拠に欠ける指導に見えてしまう。経験は大事。これはそうなんやけど、それだけやと足りない。経験だけにすがるようでは指導者としてはいかがなものかって感じてしまう。

常に時代は変化し、時計の針は進んでいる。そのとき、そのときの状況に合わせて柔軟に対応する力自分のやり方にこだわり過ぎずに良いものは取り入れる力も必要なんとちゃうんかな、と。

最後に・・・

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「相手の立場になって考える」
これは指導する立場の人すべてが肝に銘じておくことやと思うわけで。指導者は別に偉くも何ともない。そこを勘違いしないこと。自分の教え方を過信しないこと。教える側も学ぶことはたくさんある。

いくつになっても謙虚な姿勢が大切。世の中に絶対なんてないんやから。そして、どんな状況でも決して投げ出さないことも重要。

「逆境が人を強くする」

これは間違いない。ただし、一言だけ付け加えさせてもらうと、

「逆境を乗り越えようとする気持ちが人を強くする」

ピンチはチャンス。案外、考え方次第でなんとかなるもんです。これを上手く伝えることができる大人になりたいもんですね。


それではこの辺で。